外国人雇用マガジン

Vol.6 技能実習生の日本語

配信日:2020年12月25日

技能実習生受入予定の企業様からよく聞かれる質問が「実習生はどの程度日本語が話せるのか」ということです。

仕事を教えるからには、日本語のレベルを知っておきたいですよね。気持ちは分かります。


技能実習制度では、実習開始前に「最初の年の活動予定時間の6分の1以上」の講習を義務づけられています。

例えば、技能実習1号ロ(最初の年)の活動時間が1920時間の場合、320時間以上の講習を行います。
1日5時間勉強すれば2か月以上かかりますね。


この「講習」では、「①日本語 ②日本での生活一般に関する知識 ③技能実習生の法的保護に必要な情報 ④円滑な技能等の習得に資する知識」です。
日本語も勉強しますが“日本で生活するうえで必要な知識”が多いようです。


講習後の日本語レベルは「ゆっくり言われたことは“少し”理解できるが、自分からの発話は難しい」程度です。

日本語能力試験(5段階レベル。新聞の論説が理解できるのはN1)でいうと、N5(基本的な日本語をある程度理解することができる)レベルです(介護実習生はN4レベルです)。
もちろん、N5でもひらがなやカタカナは読めますし、簡単な漢字が書ける実習生もいます。


仕事を始めてしばらくは、ゆっくり繰り返し作業指示を伝える日本人スタッフの方にストレスがかかるかも知れませんが、根気よく伝えていけば見違えるほど日本語が上達します。


今まで見てきた実習生は努力家ばかり。仕事で使う日本語を覚えようと日夜勉強をします。

移動中の車の中では翻訳付のスマホとにらめっこしたり、小さなメモに日本語をびっしり書き込んで覚えます。

気軽におしゃべりができる日本人スタッフがいると、日本語の覚えは加速します。
つらい仕事があっても、丁寧に・親切に対応する日本人がいるだけで、気持ちを切り替えて前向きに頑張ります。


つまるところ、実習生の日本語力は、本人の素質や努力はもちろん必要ですが、受入企業の対応力によるところがとても大きい、と日々実習生の悩み相談を受けていて思います。

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